1時間食事するだけで3万円もお金をもらう
彼女が前々からケチなのは知っていた。ケチというか、節約家というイメージかな。
デートの時でも水筒とお弁当作って持ってきてくるし、お金のかかる場所には行きたがらないし。
それに、電車代がもったいないからという理由で、都内の待ち合わせ場所に自転車で登場した時は、本当に驚いた。
「時間どのくらいかかった?」って聞いたら「うーん、朝九時に出たから、、、二時間かな」って。
そういう彼女なんだけど、まぁ、付き合ってて楽しいし、勉強になるし、刺激になるし、変なところはあるけど、仲良くなってるわけ。
だけど、この間、誕生日だったのね、彼女の。
それで、ちょっと奮発して数万のアクセサリーをプレゼントしたの。
そしたら「この分のお金が欲しいって言ったら怒る?」って聞かれた。
いや、怒らないけど、悲しいって答えたよ・笑
「この分のお金が欲しい」なんてさびしいじゃん。俺の気持ちより、お金の方が大事なの?って。
「っていうかそもそもなんでそんなにお金が欲しいわけ?ちょっと異常だよ」って腹立ちまぎれに聞いたの。
そしたら、彼女、ちょっと恥ずかしそうに笑ってさ。
「実はね、貯金が趣味なの。小学生の時にお年玉もらって以来ずっと」って。
コツコツ貯めて、バイトしたり、色々やってて、今数百万貯まってるらしいよ。
「お金が欲しいっていうか、お金が貯まるのが楽しくて仕方ない」って。
数百円の節約もコツコツすれば、いずれ山となるって嬉々として語ってくれたんだけど。。。
イマイチよく理解できなかった。お金が欲しいって貯金のためなんてさ。お金を使う楽しみ知らない子なんだなーって。
お金くれるパパ